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1999 年国立音楽大学音楽学部声楽科卒業、二期会オペラスタジオ研修所を経て、2002年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻(ドイツ歌曲)を首席で 修了、同時にドコモ賞を授与される。
2003年友愛ドイツ歌曲コンクール第二位。また2005年第4回静岡国際オペラコンクールで日本人最高位「三浦環特別賞」を受賞。2006年第4回長久手オペラ声楽コンクール優勝。
2003年より小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトIV~VIに参加。J・シュトラウス「こうもり」のアイゼンシュタイン、プッチーニ「ラ・ボエーム」マル チェッロ、ロッシーニ「セヴィリヤの理髪師」フィガロのカヴァーキャストをそれぞれ務める。また上越、宇都宮、神戸、天津、上海特別公演には同役で出演し、小澤征爾やアンナ・ネトレプコ等、世界の名だたる音楽家と共演、研鑽を積む。「サイトウキネンフェスティバル」青少年のためのオペラ公演において2005年に「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、2006年に「セヴィリヤの理髪師」フィガロ役で出演した。
2004年より渡独、07年5月シュトゥットガルト州立歌劇場プッチーニ『西部の娘』ベッロ役でドイツデビュー。同年9月よりドイツ・キール歌劇場で13年間専属歌手を務め、レパートリーはこれまでに50役を超える。J・シュトラウス「こうもり」ファルケ役、プッチーニ「トゥーランドット」ピン役、ヴェルディ「ドン・カルロ」ロドリーゴ役、「椿姫」ジェルモン役、「イル・トロヴァトーレ」ルーナ伯爵役、「仮面舞踏会」レナート役、シュトラウス「薔薇の騎士」ファニナル役、「ナクソス島のアリアドネ」音楽教師役、ハルレッキン役、「アラベラ」マンドリカ役、チャイコフスキー「エウゲニー・オネーギン」タイトルロール、「スペードの女王」イェレツキー役、ヘンデル「ジュリアス・シーザー」トロメオ王役、モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」グリエルモ役、「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、グノー「ファウスト」ヴァレンティン役、プッチーニ「ボエーム」マルチェッロ役、「蝶々夫人」シャープレス役、「ジャンニ・スキッキ」タイトルロールなど、バロック作品から現代作品まで数々の主役を務める。特にワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のベックメッサー役は、地元誌だけでなく、ドイツの音楽雑誌「オペラグラス」誌においても、高い評価を得る。またベルリンコーミッシェオーパー、ツィンマーマン「兵士たち」ハウディ役、オイティーン音楽祭、ヴェルディ「仮面舞踏会」レナート役などゲストとして多数出演。
そしてそれまでの活動が評価され、2017年12月、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州キール市より、Kammersänger(宮廷歌手)の称号を授与された。
2020年9月よりカールスルーエ・バーデン州立歌劇場にて専属歌手となる。主に海外を拠点に活躍中。
近年、国内でも佐渡裕プロデュース・オペラに主役で多数出演、2013年『セヴィリアの理髪師』フィガロ役を皮切りに、2015年のヴェルディ『椿姫』ジェルモン役では大絶賛を博す。2017年モーツァルト『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵役、2018年ウェーバー『魔弾の射手』カスパー役を務め、それぞれ好評を得た。
2016年、2017年、2023年にはNHKニューイヤーオペラコンサートに出演。
2019年には新国立劇場創作委嘱作品の西村朗『紫苑物語』の宗頼役では、難役を物ともせず鮮烈な主演デビューを果たし、国内に留まらず、海外の音楽誌にも評が出るなどインパクトを与えた。2020年にびわ湖オペラ、ワーグナー「神々の黄昏」グンター役で出演、また21年の新国立劇場ヴェルディ『ドン・カルロ』ロドリーゴ役では大絶賛を博した。
オペラだけでなくコンサートソリストととして、ベートーヴェン「第九」、フォーレ「レクイエム」、ブラームス「ドイ ツ・レクイエム」、マーラー「さすらう若人の歌」、オルフ「カルミナブラーナ」等レパートリーに持つ。
これまでにウーヴェ・ハイルマン、ハインツ・ゲーリッヒ、ヴォルフガング・ブレンデル、秋葉京子、野崎靖智、松本進、トム・クラウゼの各氏に師事。